産業医必見!「産業医の意見書」作成に役立つ効率化のヒント5つと、私が使っているひな形の紹介

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産業医として活動する上で必須の書類である「産業医の意見書」のひな形をご紹介します。
 
産業医の意見書には、健康状態の悪化を防ぐために職場・社内で行なって欲しい業務調整や対応の内容を記載するものです。「通常業務可能、就業制限が必要、休業が必要」という3種類の内容を記載することが一般的です。

ただし、産業医の意見書には共通の書式はなく、会社や事業所、または産業医ごとに独自の書式が使われています。意見書をより効率的に作成するために、私は以下のような点を工夫しています。

  1. 職場復帰、健康診断の事後措置、長時間労働の面接など、面談する場面に関わらず同じひな形を用いています。書類の種類を少なくすることで、作成する側と受け取る側の管理が簡単になります。
  2. 事実(現在の状況)と産業医の意見を明確に分けて書くことで、より伝わりやすい書類になります。
  3. 「通常業務可能・就業制限・休業を要す」の分類を明記し、内容をすぐに把握できるようにしています。
  4. 就業上の措置の内容を簡単に記入できるよう、あらかじめよく使う項目を記載してあります。それ以外の内容があれば空いているスペースに追記します。
  5. 最長1年間の「措置期間」を記載し、その後にどうするかを明記するようにしています。この情報がないと、就業制限が途中で解除されたり、逆に、必要がなくなった後も継続されたりすることがあります。