がんの治療をしながら仕事を続ける、いわゆる「がんの治療と就労の両立支援」は、企業にとっても、働く人にとっても、大きな課題になってきました。先日、厚生労働省が「事業場における治療と職業生活の両立支援のためのガイドライン」を公開しました。東京都も「治療と就労の両立支援」などの取り組みを行い、企業への啓発活動や取り組みの支援、企業表彰などを実施しています。
ちょうど私の会社でも、がんの治療と就労の両立支援に取り組んでいます。社内からのすすめもあり、東京都の企業表彰に応募したところ、光栄なことに『優良賞』をいただき、昨日、東京都千代田区のイイノホールで行われた表彰式に出席してきました。
多くの人と協力しながら進めている取り組みを、こんなふうに外部から評価してもらうことはなかなか無いので、会場の隅のほうで、感激しながら式の様子を眺めていました。
さまざまな資料が公開されている
受賞した企業の取り組みの概要は「企業でできるがん対策事例紹介集(東京都)」にまとめられています。また、先日公開された「事業場における治療と職業生活の両立支援のためのガイドライン(厚生労働省)」も、とても参考になります。
当社で使っている「がんに関する就労支援ハンドブック(中外製薬)」も、ホームページで一般公開されおり、誰でもダウンロードできるので、ぜひご覧になっていただければと思います。
会場では、東京都が作成した社内啓発用のDVDも配布されていました。この映像はYouTubeにもアップロードされています。病気の治療をしながら仕事を続けることになったとき、職場で起こるいろいろな問題がドラマ形式で紹介されています。
こうした映像の資料はわかりやすいので、安全衛生委員会などの社内の会議や研修などでも活用できそうですね。