質問：勤怠不良が続いている社員への対応
過去2ヶ月間、会社に来たり・来なかったりと勤怠が乱れている社員がいると人事から聞きました。健康管理室としてはどのような対応をとるべきか、留意点を教えてください。産業医が月に2回しか来社しないため、なかなか面談のタイミングが会いません。
回答：まず状況を確認して産業医に報告し、次の対策を練る
産業医面談のタイミングが合わないからといって対応が遅れてしまうことは避けなければなりません。勤怠不良、あるいは、出社していないといった事例があったときには、まず、上司、人事担当者、産業保健スタッフなどが本人と連絡をとり、体調面についての情報を収集するようにします。上司や人事担当者では、健康状態についてうまく話しができなかった場合には、産業看護職や衛生管理者などが本人に電話をするとよいでしょう。メールよりも電話のほうが具体的な話を聞くことができます。病気の可能性があるときには、まず病院の受診をすすめます。長期に休業したほうが良いかを含めて、場合によっては（社内のルールに沿って）診断書の提出を指示します。
次回の産業医の来社日には、ここまでに得た情報を伝えて今後の対応について相談します。面談を予定していても、本人が出社できないなど、なかなか面談ができないときには、本人の自宅に電話をかけて産業医との電話面談を行うという方法もあります。本人との産業医面談が行えない場合も、産業医に状況を伝えながら対応を進めていくようにしましょう。
