職場復帰支援Q&A:生活記録表を利用し始めるタイミング

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質問:生活記録表を利用し始めるタイミング

生活記録表は病状がどの程度になったときから利用しはじめる(書いてもらう)のがよいか。

回答:復職に向けた外出の練習を始めたころから生活記録表をつけはじめるのがよい

生活記録表をつけ始めるのは、復職に向けて外出の練習を始めた頃が適しています。たとえば「主治医から『そろそろ復職に向けて外出などの練習や準備を始めましょう』と言われている頃」や、「週に何度か外出ができるようになり、本人が復職を意識しはじめた頃」などがよいでしょう。生活記録表の内容は、定期的な面談で月に1度ずつ確認していきます。すると、復職に向けて体力や生活リズムが回復している様子を、本人と一緒に確認することができます。

病状が回復していないうちから生活記録表をつけることは、本人の負担になります。たとえば、外出がまだ週に1回くらいしかできないときや、ほとんど家の中で過ごしているようなときは、生活記録表の記入がかえって本人の負担となってしまいます。

生活記録表の記録をはじめてよいか迷うときは、本人を通じて主治医に確認します。本人に「生活記録表をつけてもいいかどうか、次回の通院のときに主治医に聞いてください。主治医に許可してもらってから記録をはじめましょう」などと伝えましょう。

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