質問:主治医からの診断書に疑問がある時の対応や、主治医とのコミュニケーション方法を教えてください
まだ体調が十分に回復していない様子なのに、主治医から「復職可」の診断書が届いて戸惑うことがあります。あるいは、体調は回復して元気になっているように見えるのに、「引き続き休業を要する」という診断書が出てくることもあります。こんな時の対応の進め方、主治医とのコミュニケーション方法について教えてください。
回答:主治医がそうした診断書を書く背景を理解した上で、会社主導で対応を進めていけるようにする
主治医の診断書に疑問がある時に、適切に対応するポイントを動画でご説明します。重要なポイントは3つ。「なぜ、このような診断書が会社に提出されるのか、その背景を理解すること」、また、「どんな診断書が出てきても会社主導で対応を進められるようにすること」、そして「主治医との関係を維持すること」です。
主治医は患者の利益を優先して治療を行う立場ですので、基本的には、本人の意向を反映した診断書を書くことが多いです。また、患者も、自分の意向に沿った診断書を書いてくれる医師を自由に探すことができます。主治医とコミュニケーションをとる時には、主治医の立場を理解した上で、会社と主治医の共通の目的を意識した伝え方や質問の仕方をすることが重要です。また、主治医に直接会いに行く方法もありますが、まずは本人を通じて、あるいは、書面などでコミュニケーションをとる方法を考えましょう。
主治医に何か問い合わせをおこなっても、期待通りの反応が返ってくるとは限りません。主治医の意見を尊重しながらも、主治医の診断書に大きく左右されることなく、会社主導で確実に復職支援の対応を進めていけるように計画を立てます。具体的な内容については動画をご覧ください。