メンタルヘルス不調で休んでいる従業員の復職支援について解説する動画の第6回(最終回)をアップしました。今回は、復職プランの作り方と、復職後のフォローアップについて説明します。
再発を防ぐためには6か月間の業務の軽減を行う
メンタルヘルス不調の場合、復職直後に、いきなり以前と同じような業務を行うと、無理をして疲れがたまってしまい、症状がぶり返すことがあります。再発を防ぐためには、復職後6か月間の段階的な業務調整と、毎月のフォローアップが必要です。
復職プランは社内の関係者が話し合って作る
復職後6ヶ月間の復職プランは、このような段階的な調整を意識しながら、職場の上司、人事担当者、産業保健スタッフなど、社内の関係者が全員で話しあって決めていきます。本人の意向や、主治医の意見なども参考にします。
復職プランは必ず書面にしておく
復職プランは必ず書面にしておき、それぞれの時期におこなう業務の内容を具体的に記入します。書面にすることで、上司や人事担当者、産業保健スタッフなど、社内の関係者の認識や足並みをそろえることができますし、本人にも、復職プランの内容を具体的に説明できます。
ポイントを押さえれば、復職支援は決して難しくない
これまでの動画で説明説明したように、「休職者との継続的な面談」、「生活記録表を用いた復職判断」、「復職後6ヶ月間の復職プラン」など、いくつかのポイントをきちんとおさえれば、復職支援の対応は決して難しいものではありません。
復職支援のツールの紹介
動画で用いたさまざまなツールや復職支援マニュアルは、私のWebサイトから無料でダウンロードできますので、ぜひご利用ください。
参考:復職支援マニュアルのダウンロード https://electricdoc.net/fukushoku/
参考:書籍『現場対応型 復職支援マニュアル』
帳票・書式のダウンロード
「うつ病・メンタルヘルス不調 職場復帰サポートブック」に収録されている帳票を公開しています。ダウンロードしてお使いください。