Macのサウンドの出力設定をコマンドラインまたはワンボタンで切り替える方法

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Macの内蔵スピーカー、Bluetoothスピーカー、USB有線ヘッドセットなど、サウンドの出力先をワンタッチに切り替える方法を紹介します。Keyboard Maestroなどのアプリケーションや、Elgato StreamDeckなどの外部デバイスを使って、ホットキーを活用してワンタッチで設定を変更したい人におすすめの方法です。

switchaudio-osxというコマンドラインツールをインストールすると、コマンドを実行するだけでサウンドの出力先を設定できます。このコマンドをKeyboard Maestroというソフトを使ってホットキーに割り当てると、割り当てたキーを押すだけでサウンドの出力先を切り替えられます。ElgatoのStreamdeckなどの外部デバイスのボタンに割り当てると、ボタンを押すだけで出力先を切り替えられるようになります。

(1) switchaudio-osxコマンドのインストール

brewコマンドを使ってインストールします。Terminalから以下のコマンドを実行します。switchaudio-osxコマンドの使用方法について、詳しくはswitchaudio-osxの公開サイトを参照してください。

brew install switchaudio-osx

なお、brewコマンドを使用するためには事前にインストールが必要です。brewコマンドのインストールについては「macOSにHomebrewをインストール – Qiita」などのサイトを参考にしてください。

(2) サウンドデバイスの一覧を表示させる

Terminalから以下のコマンドを実行して、設定されているサウンドデバイスの一覧表を表示させます。
switchaudiosource-osx -a

すると、以下のような一覧が表示されます。

Built-in Microphone (input)
Cam Link (input)
Plantronics Blackwire 5220 Series (input)
krisp microphone (input)
ZoomAudioDevice (input)
Built-in Output (output)
DisplayPort (output)
DisplayPort (output)
Plantronics Blackwire 5220 Series (output)
krisp speaker (output)
ZoomAudioDevice (output)

(3) サウンドデバイスの切り替えコマンドを実行する

上記の一覧の名称を参考に、Terminalから以下のようなコマンドを実行すると、サウンドの出力先が瞬時に切り替わります。

 switchaudiosource -s "Built-in Output"
 switchaudiosource -s "Plantronics Blackwire 5220 Series" 

このコマンドを、Keyboard MaestroやStreamDeckなどを使ってホットキーに割り当てると、ワンタッチでサウンドの出力先を切り替えられるようになります。