職場復帰支援Q&A:「適応障害」の場合は復職時に職場を変えなければいけないか

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質問:「適応障害」の場合は復職時に職場を変えなければいけないか

「適応障害」という病名で休職している社員がいます。適応障害の場合は「ストレスから遠ざからないと良くならない」、「同じ職場に戻ると再発する」という説明も目にします。適応障害で休業中の社員が復職するときの一般的な注意事項を教えてください。

回答:ストレスにうまく対処するための本人の努力や工夫がうまくいくよう、可能な範囲で会社も協力する

職場では、ストレスの元から完全に遠ざかったり、ストレスの元を完全に取り除いたりすることは困難です。そこで、治療を行いながら、ストレスとうまく付き合う方法を学び、環境にうまく適応していくすべを身につける必要があります。医療機関ではそうした治療も行われています。職場復帰に当たっては、そのような本人の努力や工夫なるべくうまくいくよう、可能な範囲で、業務のストレスが少なくなるように業務調整や環境調整を行います。

また、ハラスメントの関連している事例や、職場の対人関係が大きく悪化している事例、その他、本人の適正や能力面から当該業務の継続は困難であると会社が判断している場合には、本人の業務適正や生産性の観点から、業務内容・部署・職種の転換を行うこともあります。

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