質問:復職可否の見極めについて
復職可否の判断を行うため、最低でも2週間は生活記録表をみて、出社を模した生活ができるかどうか確認するという説明がありましたが、1週間では短いでしょうか(当社は1週間で行っています)。
回答:「出社を模した生活リズムが2週間以上続けれらる」という基準のほうが好ましい
復職可能な生活リズムに回復しているかどうかを「出社を模した生活リズムが1週間続けられるかどうか」で判断していると、まだ十分には回復していない人を復職させてしまうリスクがあります。メンタルヘルス不調の回復には波があり、体調がよくなったり、悪くなったりを繰り返しながら回復します。回復の途中の段階では、1週間くらいは何とか出社を模した生活をがんばれても、翌週には体力が続かずに調子を崩してしまうこともあります。そのため、一般的には、出社を模した生活リズムが「最低でも2週間以上は続けられる」という基準で判断するほうがより好ましいと考えられます。