2016年3月3日に福島県福島市で行われた「衛生管理者研修会」で「ストレスチェックの導入と活用方法」についてお話をしてきました。福島県労働基準協会が主催する研修で、県内の企業の衛生管理者など約100名の方が参加したとのことです。
今回は、2時間とたっぷりお時間をいただいたので、最初に「ストレスチェック解説動画」を流し、制度について大まかに説明したあと、「ストレスチェック制度 簡単!導入マニュアル(厚生労働省)」などに沿って、説明を進めました。
以前の記事でも紹介したように、ストレスチェック制度は「ストレスチェックを行うこと」そのものが重要なのではなく、他のメンタルヘルス対策と組み合わせて実施し、事業場のメンタルヘルス対策全体を推進するきっかけとするものです。
研修の中では、ストレスチェックとあわせて取り組みたい対策として「相談窓口の整備」「健康管理の基本的な仕組みの構築」「従業員向けの啓発や研修」「管理職向け研修」「復職支援制度の整備」「組織分析の活用方法」などを紹介しました。
すべての対策を一度に実施するのではなく、それぞれの事業場で優先したい課題から、ひとつずつ取り組んでいくと良いと思います。「3年後」「5年後」をイメージしながら、事業所の活動計画に盛り込みながら取り組むことが重要です。