メンタルヘルス不調で休んでいる従業員の復職支援について解説する動画の第3回をアップしました。今回は、休職開始時の対応について解説します。
休業開始時の対応
復職支援の対応を考えるときには、「日常生活レベル」「出社可能レベル」「通常就業レベル」のどこまで回復しているのかを見極めることが大切です。
不調の兆候
メンタルヘルス不調の兆候は「いつもと違う変化」として見られます。こうした変化に気がついたら、声をかけて話を聞くようにしましょう。
休職開始時の情報提供
休職開始時には、休職できる期間や、その間の賃金、担当者の連絡先、社内の制度や今後の見通しなどについて情報提供を行います。「紙に印刷して」、本人用、家族用、主治医用の3部を本人に渡しておきましょう。
業務の引きつぎ
業務のひきつぎは、長くても2日以内に、速やかに終わらせます。休職中は仕事に関する連絡を取らないようにし、社用のパソコンや携帯電話などは、自宅に持ち帰らず、職場で預かるようにしましょう。
職場への説明
職場への説明は「業務の調整に必要な内容に限定して伝える」ことが原則です。「うつ病」や「メンタルヘルス不調」といった、病名に関する情報は伝えず、「体調不良でしばらく休む」という伝え方が適切です。休業する期間や、その間の業務分担などについて、きちんと説明しましょう。