健康相談窓口・ハラスメント相談窓口・キャリア相談窓口の連携

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雑誌『安全と健康』 2015年9月号に「社内の相談窓口同士の連携」についての記事を書きました。社内には、健康相談窓口のほかに、ハラスメント相談窓口やキャリア相談窓口などがありますが、それぞれが別々の部門によって運営されていることが多く、あまり相互の連携はなされていません。

しかし、メンタルヘルスの問題、ハラスメントの問題、キャリアの問題、人間関係の問題など、職場の問題は相互に関連していることが多く、それぞれの相談窓口の対応がバラバラだったりすると、かえって問題が大きくなったり、解決が難しくなったりします。

社内の相談窓口同士が連携するためには、まず、それぞれの窓口の仕組みや対応の流れについて理解することが重要です。そこで、今回の記事では、それぞれの代表的な仕組みについて解説しました。

記事に書けなかったコト

記事の最後に「こうした窓口の仕組みを社内で整理し、お互いに理解を深めるには、担当者同士が毎月顔をあわせるようにするとよい」と書いてありますが、実際に私も、3年ほど前から、月に1度、それぞれの窓口の担当者とお会いするようにしています。

それぞれの対応の仕組みは異なっていても「職場で起きている問題解決をサポートする」という役割は同じです。そこで「メンタルヘルスとハラスメントの両方が関連している問題に、どのように対処すればよいか」、「キャリアの問題が絡んでいる事例にどう対処すればよいか」など、各担当者にいろいろ教わりながら、少しずつ話し合いを継続してきました。

連携を成功させるポイント

やはり「何度も顔を合わせる」ということが、信頼関係を構築する一番の方法だと思います。「何か困ったことがあれば相談します」というタイプの連携では、なかなか最初の一歩が踏み出しにくいのですが、「毎月顔を合わせましょう」というようにしておくと、だんだんと連携しやすくなります。

また「安全配慮義務のためにはこうすべきだ」「メンタルヘルス不調についてはこう対応すべきだ」など、一方的に「このようにするべきだ」と押しつける姿勢では、連携するのは難しいでしょう。お互いに専門分野があることを尊重し「健康管理的にはこんな感じの対応なのですが、ハラスメント窓口的にはどう対応するのでしょうか」と、相手の窓口の対応について教えてもらうようにすると、お互いの理解が深まり、問題意識なども共有できるようになってきました。

もちろん、こうした連携を行うときには、従業員のプライバシーへの配慮が必要です。そのあたりの工夫やルールについては、来月(10月号)の記事で説明する予定です。