産業医の重要な職務のひとつに、安全や健康の観点から実際の職場を点検する「職場巡視」があります。今年度からは「自分たちの職場を自分たちで点検する」ことを目標に、フロアの安全衛生委員や自衛消防隊のメンバーに参加してもらっています。1フロアを4つのエリアに分け、担当者5〜6名ずつのチームで巡視を行います。
「机の周りの整理整頓」は、職場巡視の重要な点検項目のひとつです。しかし従業員同士では、なかなか「机の周りが散らかっているから片付けて下さい」とは言いにくいものです。
そこで、写真のような「整理整頓カード」を作りました。注意が必要なデスクを見つけたら、かわいいイラスト付きカードとキャンディを渡します。このような工夫をすることで、明るい会話や笑顔の絶えない、にぎやかな職場巡視が行えるようになりました。
「従業員参加型の職場巡視」と「職場のコミュニケーションの活性化」、「職場の安全や整理整頓への意識啓発」の3つを実現する「カード&キャンディ」作戦は、今のところうまくいっているようです。