音声入力の活用方法(AmiVoice + フットスイッチ)

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私の仕事のほとんどは「文章を書くこと」です。社員と面談した内容ををまとめたり、そこに考察を加えて今後の方針を決定したり、個別の人事的な対応方針から全社の健康管理施策まで、自分の考えを社内の担当者に伝えるために多くの文章を書かなくてはいけません。

文書作成を効率よく行うために、昨年から音声認識ソフト「AmiVoice SP」を活用しています(Amazon価格 18,483円)。音声入力用の装置としては、SONYの高感度小型マイク ECM-PC50(約3,000円)、PLANEXのUSBオーディオ変換アダプタ PL-US35AP (1,470円)、USBフットスイッチ(1500〜3500円)を使っています。

カルテを要約してサマリーを作成するとき、キーボードで作業すると、目や肩や首がとても疲れます。全体の経過を短くまとめるために、カルテの中身を確認しながら、「○年○月○日:○○○○○○」というメモを取っていきます。ページ数が多ければ多いほど、カルテ・PCの画面を見比べたり、カルテ・キーボード・マウスを持ち替えたりする回数も増えるのです。

一方、音声入力を使った場合は、体への負担はとても少なくなります。マイクを襟元に固定し、カルテのページをめくりながら、時々、フットスイッチを押して、メモを取る内容を読み上げるだけです。キーボードに触る必要もほとんどなく、楽な姿勢のままで作業できます。

また、ボイスレコーダーに録音したファイルをテキスト化することもできます。会議や打ち合わせの後、議事録やレポートの下書きをボイスレコーダーに吹き込んでおくと、その後の文書作成がとても楽になります。ただし、屋外を歩きながら録音したものは、うまく認識してくれないこともあります。そういうときには、録音した音声を聞きながら、改めて音声入力ソフトに向かって復唱しています。

「音声認識ソフト」や「口述筆記」というと、日本ではあまり一般的ではありませんが、この仕組みを、文書作成の効率化やクオリティの向上に役立てていきたいと思っています。