タブレットPCで使ってみたいソフトに、PhotoshopやPainter、ComicStudioなどのペイントソフトがあります。ペンタブレットとの組み合わせは鬼に金棒。タブレットPCで、さらに便利に活用できるのではと期待している人も多いようです。
タブレットと筆圧対応ソフトを使えば強弱のついた入力ができる
■ PhotoshopとPainterで筆圧を使うには拡張ドライバが必要
しかし、タブレットPCで筆圧が使えるのは、ComicStudioやAlias SketchbookなどタブレットPC対応ソフトに限られています。PhotoshopやPainterなど、タブレットPCに対応していないソフトで筆圧を使うには、WACOMが公開しているタブレットPC用の拡張ドライバをインストールする必要があります。
ソフトウェア | タブレットPC | WACOM拡張ドライバ |
Photoshop 5.5J~7.0J | 筆圧非対応 | ○ |
ComicStudio Debut 2.0 | ○ | 線が二重になる |
Corel Painter 6.0J | 筆圧非対応 | ○ |
Corel Painter 8.0(体験版) | 筆圧非対応 | ○ |
Alias SketchBook Pro 1.0 | ○ | ○ |
各ソフトウェアの筆圧対応状況
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■ WACOM拡張ドライバにはまだ不具合がある
ただ、WACOMの拡張ドライバはまだ開発途中のもので、不具合も報告されているそうです。例えばComicStudioなどでは線が二重に引かれてしまいます。開発元のセルシスに問い合わせたところ「WACOMの拡張ドライバはサポートしておらず、現時点ではその予定もない。WACOMの拡張ドライバを使用しないで欲しい。」という回答をいただきました。
WACOMは2004年2月2日にこの拡張ドライバの正式版をリリースすると伝えられており、PhotoshopやPainterなど、WACOMタブレットに対応した約30のグラフィックスソフトで、タブレットPCの筆圧感知機能を利用できるようになるとのことです。
■ デスクトップ画面の回転に対応していないソフトも
もうひとつタブレットPCの特長は、デスクトップ画面を0度、90度、180度、270度と自由に回転させて使えることです。しかし、Corel Painter 6.0Jなど、タブレットPCに対応していないソフトの一部には、画面の回転に対応していないものもあります。(最新版のPainter 8.0Jでは対応しています)。