自動昇降デスク LocTek FLEXISPOT E3 & デスクバイク Deskcise V9 レビュー

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最近「スタンディング・デスク」が何かと話題です。ずっと座りっぱなしだと健康に良くないので、立ったり、座ったり、歩き回ったり、こまめに姿勢を変えるワークスタイルが注目されています。以前は電動で高さが変わるスタンディング・デスクは20~30万円以上するものが多く、なかなか個人では手がでなかったのですが、最近では5~6万円程度で購入できる一般向けの製品も登場してきました。

また、立ち仕事、座り仕事と、姿勢を変えながら作業をすることの身体への影響について、okamuraのホームページに解説されています。それによると、定期的に立ったり座ったりを繰り返す作業が最も体への負担が少なく、疲れにくく、脚もむくみにくく、眠気も感じにくいようです。腰の痛みや違和感などの症状も緩和されるようですので、腰痛を持っている方にも向いているかもしれません。また、睡眠やストレス、週末の活力などにも効果があるようで、全体としてメリットのほうが大きいようですね。

Garage fantoni GTデスクの天板と組み合わせてみた

そこで、思い切ってLocTek社の電動昇降デスク「FLEXISPOT E3」を購入することにしました。天板との組み合わせでも販売されていますが、電動昇降機能のついた脚の部分も別売りされています。

今回は脚の部分だけをAmazonで購入して(52,900円)、これまで使っていたGarageのfantoni GTデスクの天板と組み合わせて使うことにしました。fantoni GTデスクの天板の大きさは180×80cmとかなり大きめですが、FLEXISPOTは幅110~180cmまでの天板に対応しています。どちらの机も製品サイトによると耐荷重が80kgでしたので、天板の重さもだいたい同じようなものだろうと、おおざっぱな考えで購入してみました。

説明書もわかりやすく、組み立ては1時間くらいで終わりました。天板は木ねじで取り付けるので、電動ドライバーがあったほうが楽だと思います。fantoni GTデスクとFlexispotの脚のデザインはどちらもT字型でよく似ているので、できあがった状態を見てみると、まったく違和感はありません。

3つの高さを記憶させてワンタッチで切り替えられる

FLEXISPOTは高さを自由に調整できるだけでなく、3つのボタンにそれぞれ高さを記憶させて、ワンタッチで高さを調整することができます。椅子に座って作業するときの高さ、スタンディング・デスクとして使うときの高さを設定しておけば、ボタン1つで切り替えられます。モーター音も思ったほどうるさくなく、夜間の上げ下げもあまり気にしなくてよさそうです。

高さを上げたときの揺れは気にならないレベル

電動昇降デスクということで、デスクのぐらつきがないか気になっていたのですが、高さを低くしたときのぐらつきはほとんど無く、もともとのFantoni GTデスクと変わらない頑丈さです。高さは60~123cmの範囲で調整でき、高さを上げてスタンディング状態にしたときにデスクを揺らすと、さすがにぐらつきが感じられますが、あまり気になるほどでもなく、許容できる範囲だと思います。

座位でも立位でも自分の体に合ったぴったりの高さに

電動昇降デスクのメリットのひとつに、椅子に座ったときにも、自分に合った高さに調節できるということがあります。もともとのFantoni GTデスクは、床から天板の上までの高さが72cmでしたが、自分には少し高く感じられたので、足台などを使って姿勢を調整していました。今は机の高さを70cmに調整しています。たった2cmですが、自分の体にぴったり合わせて調整できると、快適さは段違いです。

残念ながら障害物を感知する自動ストップ機能はない

ただ、ひとつ残念なのは、FLEXISPOTには、机の高さを上げ下げする際に、障害物にぶつかって自動でストップする機能がついていないこと。机の下にキャビネットなどがある場合は、高さを調整するときに十分に注意しましょう。もっとも、ふだんはメモリーボタンを使って決まった高さに動かすだけなので、あまり神経質になる必要はないかもしれません。

足の裏が痛くなるのでサンダルやスリッパなどは必須

スタンディング・デスクとして使っているとき、しばらく立ち続けていると、だんだん足の裏が痛くなってきます。スタンディング・デスク用のマットなども売られていますが、高価な専用品を買わずとも、ヨガマットなどを3つ折りにすれば代用できると思いますし、厚底のスリッパやサンダルを履けば問題ありません。そこで、Amazonで見つけた安いサンダル(Amoji 男女兼用サンダル)を履いています。通気性が良く、丸洗いできるところが気に入っています。まあ、脚がだるくなったり痛くなったりしてきたら、そろそろ座ったほうがよい、という合図だと思います。

エアロバイクとの組み合わせもいい感じ!

それからもうひとつ、スタンディングデスクを使うと、エアロバイクをこぎながら作業をすることもできます。少し前に、同じくLocTek社のFlexiSpot Deskcise Pro V9というオフィス向けのエアロバイク製品サイト)を購入していたのですが、これをそのまま机の下に入れることができました。このエアロバイクにはもともと作業台がついており、本を読んだり、勉強をしたり、PC作業をしながら運動できるのが特徴です。これまで単体で使っていたのですが、スタンディング・デスクと組み合わせて使えるというのは、うれしい発見です。

いろいろな姿勢で作業をすることで作業効率も上がる!?

もちろん、デスクワークをしながらですので、運動強度は控えめで、汗もかかず、軽く体があたたまる程度の「かなり楽」な運動です。ダイエットを目指すには効率が悪いかもしれませんが、いろいろと姿勢を変えながら、時には体を動かしながら作業をすることは健康にも良いはずだと信じて、ちょくちょく姿勢を変えながらデスクワークをしています。心なしか、集中力も上がっているような気がします。