会社を休むことになったら

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 うつ病の治療の2本柱は「薬」と「休養」です。症状が重くて出社を続けることが難しい場合、あるいは出社しても仕事が手につかないような場合は、医師から自宅療養をすすめられることがあります。

 主治医に自宅療養をすすめられたら、まず上司や社内の窓口に相談しましょう。会社には病気休業に関するさまざまな制度があります。上司や担当者に聞いて確認しましょう。

会社を休める「期間」と「収入」

 会社を休む場合、一般的に「有給休暇→私傷病欠勤→私傷病休職」という順に制度を利用します。

病気で会社を休む場合の諸制度.jpg

 それぞれの期間は、雇用形態や勤続年数によって異なります。その間の収入についても会社ごとに規定があります。休職期間は一般的に無給となりますが、健康保険組合に申請すると傷病手当金が支給されます(最長で1年半)。

休みはじめる時の注意点

 会社を休むことになったら、1〜2日のうちに最小限の引き継ぎを終わらせ、すぐに休めるよう上司に調整してもらいましょう。業務用の携帯電話やPCは、上司に預け、自宅に持ち帰らないようにしましょう。

 会社との連絡は、月に1〜2度、上司にメールまたは電話するといいでしょう。産業医がいる場合は、月に1度、定期的に面談できるよう担当者に依頼しましょう。体調が悪い時から継続してみてもらうことで、職場復帰時の対応がスムーズになります。

 休みはじめの1〜2週間は「本当に休んで大丈夫だろうか」「○○の件で迷惑をかけていないか」など、いろいろな不安が生じ、一時的に症状が悪化することがあります。主治医とよく相談して乗り切りましょう。

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