テレワークを行うようになって、オンライン会議と社用の携帯電話の2つの方法で連絡を取るようになりました。会話の内容が周囲に聞こえないように、さらに、雑音が入らないクリアな音声で通話ができるように、有線ヘッドセットを使っているのですが、PCと携帯電話の間でヘッドセットを抜き差しするのが少し面倒くさくなってきました。
マルチペアリングに対応したBluetoothヘッドセットを使えばいいのでは? という意見もあるのですが、現時点では会社の携帯電話はBluetooth機能が使えないように設定されています。また、Bluetoothヘッドセットよりも有線ヘッドセットのほうが通話音質がよいので、当面は有線ヘッドセットを使っていきたいのです。
ヘッドセットを2系統に切り替えられるスイッチャー
ケーブルを抜き差しせず、ボタンで簡単に接続を切り替えられる便利な道具はないかと、Amazonで「ヘッドセット スイッチャー」というキーワードで検索したところ、探せばあるものですね、「Mini 2way マイク ヘッドセット / スピーカー オーディオ スイッチャーボックス 3.5mm A&Bセレクタ―(Nobsound)」という商品を見つけました(Amazon価格 3,380円)。
TRRSの接続を2系統で切り替えられるスイッチャー(セレクター)です。製品の大きさは6cm × 4cm × 2cmと非常にコンパクト。AirPods Proの充電ケースと同じくらいの大きさです。また、長さが1.5mもあるTRRSケーブルが2本付属するのもうれしいところ。TRRSというのは、スマホのイヤホンマイクやヘッドセットなどで用いられているケーブルの規格のことです。
操作方法はカンタン
本体には、ヘッドセット、PC、携帯電話、スピーカーなどを接続できます。 2つある灰色のボタンを押すと、接続先をAとBとの間で切り替えられます。Microsoft Teamsの通話が着信したときにはPCに、電話が鳴ったときには携帯電話に、すばやくヘッドセットを切り替えることができます。両方のボタンを同時に押すと、なんとAとBの音が両方聞こえてきます。いままでは着信時にヘッドセットの切り替えでもたつくこともありましたが、これからは華麗にスイッチしながら仕事をこなせそうです!
大きなノイズが入ったり、大きく音質が悪化したりすることもありません。ただ、よく聞くと小さなノイズなどはあります。ビデオ通話などでは問題にならないかもしれませんが、音楽の再生や高音質のマイク収録が必要な環境では問題になるかもしれません。
また、左の赤いボタンを押すとマイクがミュートに、右側のボタンを押すとスピーカーがミュートになります。ミュートスイッチは1回押すとミュート、もう1回押すとミュートが解除されるタイプです。オンライン会議に参加する時に、マイクを確実にミュートしておきたい時もあるので、ミュートスイッチがあると便利ですよね。ただ、スピーカーのミュートスイッチを使うことはなさそうです。
背面の端子につないだスピーカーから音を出すこともできます。背面のスピーカー端子と前面のヘッドセット端子は同時には使えず、ヘッドセットをつなぐとスピーカーからは音が出なくなります。背面のスピーカーの出力もボタン操作でON/OFFできたらさらに良かったなあと思いました。