職場の PC が新しくなって、ついに USB 端子が使えるようになりました。今までは電子メールやフロッピーディスクを使ってファイルをやりとりしていたのですが、容量の大きなファイルを扱うには不便だったので、 USB メモリを買うことにしました。
さっそく売り場に行ってみたのですが……こう、なんていうか、どれもつまらないのですよ! 小型だったり、端子がうまく収納できたり、光ったりするだけで、しょせんは USB ポートに接続してファイルを保存できるだけ! アヒルの形をしていたり、腕時計やナイフと合体している商品もあるけれど、結局は単なる記憶媒体! しょせんは子供だましっ! そんなものでオレの物欲をどうこうできると思ったら大間違いだっ!
と、半ば憤慨しながら店を出ようとして、通りがかったミュージックプレイヤー売り場で見つけたのが、 CREATIVE LABS の「 MuVo TX FM (256MB)」という製品。むむ? と気になって近づいてみると、こ、これがすごいシロモノだったのです!
256MB の USB メモリでありながら、なんと、 MP3 プレイヤーになったり、 FM ラジオになったり、ボイスレコーダーになったり、ラジオの録音もできたりするという優れもの! そう、これなんだよ! USB メモリだからといって、ただファイルを言われるままに記録しておけばいいという時代は終わったんだよ! これからは攻めの USB メモリだよっ! これが「付加価値」というやつだよっ! うっ、こ、これくださいっ!
というわけで買ってきました。使い方は実に簡単。PC の USB 端子に接続して、 MP3 や WMA などの音楽ファイルをただコピーするだけ。面倒くさい著作権なんとかとかは一切なしっ!専用のアプリケーションを使わなくても、ただコピーするだけでオッケー! フォルダ名も適当でオッケー! USB 2.0 対応なのでファイルの転送もけっこう速いっ! シリコンオーディオプレイヤーは容量が限られているため、曲ファイルを簡単に入れ替えられるというのはとても重要なポイントなのです。
再生ボタンを押せばすぐに再生がはじまり、曲名だって日本語で表示されます。早送り、巻き戻し、スキップ、レジューム再生、ランダム、フォルダ単位の再生などなど、少ないボタンに基本的な再生機能がうまく割り当てられており、操作も簡単。付属のイヤホンはまあそれなりですが、市販されているちゃんとしたイヤホンに付け替えれば全く問題なし!
FM ラジオ機能も、オートチューニング・オートプリセット機能を備えたなかなか本格的なもので、音質もちゃんとしてます。今、新幹線の中で FM 放送を聴いてます。ほら、いくら iPod が容量 20 ギガだとかいっても、そこには限界があるんですよ! その点、 FM ラジオは最新のヒットチャートや最新の話題がいつでもどこでも聴き放題! 何億、何兆テラバイトという情報が、音楽が、いつでもお手元に届くわけなんですよ!
見た目はただの USB メモリなのに、実は世界中と電波でつながっているすごいヤツ! それが CREATIVE LABS の MuVo TX FM なのだっ! いやぁ、僕が言うのもアレだけど、音楽って人生を豊かにしてくれるよね~!
→ 2日後に山で落として無くしました
参考 :
ITmedia ライフスタイル:1台4役を“USBメモリ”サイズに―「MuVo TX FM」
ITmedia ライフスタイル:FMエアチェックもできるUSBメモリー型MuVo