いきいきした職場を作るために必要な4つの取り組み

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職場のメンタルヘルス不調にはさまざまな背景があります。社員の皆さんと話しをしていると、次のような悩みをよくうかがいます。

  • 仕事が忙しく、いつも追われている感じがする。緊急に対応を求められることも多い。自分のペースで仕事ができない。
  •   <li>仕事で困ったときに、自力で解決しないといけないと思いこみ、なかなか相談できない。</li>
    
      <li>この仕事はこう進めるべきだと考えるあまり、そうでない状況や相手とうまく折り合えない。</li>
    
      <li>こんなことを言うと相手の気分を害するに違いないと思いこみ、うまくコミュニケーションできない。</li>
    </ul>
    <h3>1. ビジネススキルを学ぶことがセルフケアにつながる</h3>
    <p>こうしたストレスにうまく対処するには、仕事の段取りや見通しのつけ方、話しの聴き方、話し方、予定の立て方など、一般的なビジネススキルや問題解決スキルを学ぶこと効果的だといわれています。</p>
    <h3>2. 管理監督者は部下のセルフケアを支援する</h3>
    <p>管理監督者には、こうした部下のセルフケアを支援する役割が期待されています。厳しい指摘や批判だけではなく、「積極的傾聴」の態度で話を聴き、支援的な態度で部下の成長を引き出す、コーチング的なアプローチが有効です。</p>
    <h3>3. 全員参加型の職場改善活動を推進する</h3>
    <p>また管理監督者には、職場環境の改善活動を推進することも求められます。最近では、従業員でグループワークを行う<a href="https://mental.m.u-tokyo.ac.jp/old/ACL/index.htm">全員参加型の職場改善活動の方法</a>が開発され、業務の効率アップや職場ストレスの改善に成果を上げています。職場と産業保健スタッフが協力して取り組んでいる企業もあります。</p>
    <h3>4. 帰属意識の高い、活力のある組織 = 健康に働ける組織</h3>
    <p>ひとりひとりの問題解決能力を高め、職場の改善活動に全員で取り組むことが、「元気な職場づくり」「働きがいのある職場づくり」につながります。それが、ひいてはメンタルヘルス不調の予防にも結びつくのです。