iPad用に自炊したPDFファイルを最適化する

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裁断してスキャンした書籍をiPadに入れて、iBooksアプリを使って読書を楽しんでいます(上記の写真の裁断機はCarl社のDC-210Nです)。100冊以上の書籍を持ち歩ける便利さは電子書籍ならでは! けれども、iPad……と言うか、iBooksには1つだけ難点があります。それは「PDFファイルの表示に少し時間がかかる」こと。ページめくりに時間がかかるようでは、とても快適な読書だとは言えません。

そこで、スキャンしたPDFファイルの画質を調整して、iPad用に最適化してみました。その結果、iPadでの表示画質を落とさずに、ページ表示速度やファイルサイズを改善することができました。

PDFの画質設定の比較

今回使用したPDFファイルの画質設定は以下の通りです。高解像度のデータはScanSnapの「スーパーファイン」モードでスキャンしたものをそのまま利用し、その後、Adobe Acrobatの「PDFの最適化」機能を利用して、iPad用に変換処理を行いました。

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ファイルサイズの比較

iPadに最適化したPDFファイルは、高解像度のものとくらべて、ファイルサイズがカラーで約4分の1に、白黒では約8分の1になりました。当然iPadの容量にもやさしく、経済的です。

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ページめくりに要した時間(表示速度)の比較

以下のグラフは、iBooksアプリで50ページをめくるのに要した時間の比較です。ページの画像がすべて表示されてから、スクリーンをタップしてページを送る、という作業を行っています。

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iBooksアプリを使った場合、高解像度のPDFデータだと1ページめくるのに3秒程度かかります。これは正直なところちょっとイライラします。iPadに最適化した場合は、1秒くらいで、ストレスなく読むことができます。他のアプリを用いると、さらに表示が速くなる場合もあるようです。

画質の比較

iBooksを使って、画面全体に1ページを表示したときの画面キャプチャを示します。画像をみてわかるように、いずれも画質にはほとんど差が見られません。小さな文字までしっかり読むことができます。

スキャン後のPDFとiPad最適化PDFの比較.jpg

まとめ

iPadで自炊したPDFデータを表示するには、上記の画質設定で最適化したPDFファイルを利用するのがおすすめです。しかし、将来、画面解像度が向上したiPad 3が発売された場合に備えて、高解像度のPDFファイルも保管しておくとよいでしょう。