Bluetoothヘッドセットの音を波形で分析する

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先日購入したBluetoothヘッドセットM2500の音と、ノートPCのマイク端子にヘッドセットを接続したときの音の違いを、「WaveSpectra for Windows」というリアルタイム波形表示ソフトを使って分析してみました。

■ 方法

音声チャットをするときと同じ、テレビやエアコンはつけたまま、いつもの声の大きさで「あー」としゃべったときの平均の波形です。ピークが-6dB前後になるようにレベルを調整しています。また、その状態で何もしゃべっていないときの波形も記録しました。

(1) PCのマイク端子にヘッドセット(Plantronics .Audio 70)を接続
(2) USBオーディオ(EDIROL UA-3D)のマイク端子に上記ヘッドセットを接続
(3) Bluetoothヘッドセット(PLANTRONICS M2500 + Princeton PTM-UBT2)

■ 実験結果

PCやUSBオーディオを使ったときは、テレビなどの音はほとんど聞こえず、「あー」という声がクリアに再生されます。一方、Bluetoothヘッドセットを使ったときは周囲の雑音もよく拾っている上に、電話のようなこもった音質なので、声が埋もれて聞こえます。


図1: 「あー」と声を出したときの波形


図2: 何もしゃべっていないときの波形(このときテレビは消しています)

図1と図2を見ると、Bluetoothヘッドセットのほうはノイズの(?)レベルがずいぶん高いこと、最小音と最大音の差が小さいことがわかります。そのため音声が雑音に混じって聞こえづらくなっています。おそらくマイク性能によるものと考えられます。

また、Bluetoothヘッドセットは約3500Hz以上の音を削っています。これはBluetoothのHeadsetプロファイルの仕様なのかもしれませんが、電話のような高音のこもった音になります。ちなみに人間の聞こえる音の高さは20~20000Hzで、中でも500~4000Hzのあたりの音が聞き取りやすいと言われています。会話で用いられる周波数帯は主に400~2000Hzです。

その他、可聴音域全体を録音しているのはUSBオーディオだけで、PC内蔵のサウンドカードはマイク端子からの約7000Hz以上の音をカットしていることもわかります。

■ 考察

Bluetoothヘッドセットに感じていた「雑音が多く、音声がこもって聞こえる」という印象が、そのまま波形でも確認できました。携帯電話で使うぶんには問題になりませんが、高音質の音声チャットがウリのSkypeを使うと、やっぱり気になります。

Bluetoothはもう使わないのかって? いやいや、11月下旬に発売が予定される京セラのWX310K(通称:京ぽん2) はBluetooth対応とのことですから、その時のためにとっておきますよ! むはははは!! (WILLCOMの新機種紹介のサイト)