アーケロンの化石にドキドキ!! 国立科学博物館(上野)

      アーケロンの化石にドキドキ!! 国立科学博物館(上野) はコメントを受け付けていません

新しいデジカメFUJIFILMのFinePix F10を持って上野公園にやってきました。今日は寒かった!! 冬に逆戻りしたような天気で、昼過ぎからは雪がちらほら舞うほどでした。でも、朝はすっきりとした青空だったんですよ。

上野といえば西郷さんです。地下鉄の駅にこんなポスターがありますよね。不忍池(しのばずいけ)もぐるっと一周してみました。上野公園といえば桜の名所です。開花したころにも来てみたいですね。

上野公園には上野動物園、東京国立博物館、東京都美術館、国立西洋美術館などがあります。今日やってきたのは「国立科学博物館<」! 中学校の修学旅行で上野公園に来たとき以来です! 建物の前には世界最大のほ乳類、シロナガスクジラの原寸大の模型がっ!!

博物館のテーマは「地球生命史と人類」。地球誕生から人類が誕生するまで、生命の進化を世界中から集めた貴重な標本で見せてくれます。NHKの科学番組の中に入り込んでしまったような錯覚すら覚えます。館内での写真撮影が全面的に許可されているのもうれしいですね。以下、屋内の写真はすべてISO 1600、フラッシュ無しで撮影したものです。さすがにノイズが目立ってきますね。

やっぱり恐竜でしょ!! かつて地上の覇者として反映した巨大は虫類。その化石は見るものに様々な感情を抱かせます。

博物館にはそれこそ数え切れないほどの化石や剥製が展示されていますが、中でも特に紹介したいのがコレ。天井のほうに巨大なカメのような化石がつるされているのが見えますか? これは「アーケロン」という恐竜。そう、のび太とドラえもんが食べられそうになっていたヤツです(実際は草食のウミガメだったようです)。いやあ、こんなところでお目にかかれるとは感動だなあ。それにしても、藤子・F・不二雄先生は恐竜を描くのが実にうまい漫画家でした。

地球の生命史をたどる展示の他に、人類の科学のさまざまな側面を見せてくれる展示もあります。物理や化学の不思議な現象を体験させてくれる体験コーナーもたくさん設けられてい、NHKの理科番組や学研の「○年の科学」に出てくるような、科学の不思議に直接ふれることができます。

「はかる」というコーナーでは、科学の基本である「測定」にスポットをあてて、長さ、重さ、温度、電流、エネルギーなど、さまざまな「はかり方」の展示があります。その中で見つけたのがこの「メートル原器」。1875年にパリの国際会議で成立した「メートル条約」によって作られた、1メートルの長さの基準となるものです。最近では光の波長を元に1メートルが定められるようになり、メートル原器の役割は終わったそうですが、奥のガラス容器に入っている「キログラム原器」はいまだ現役なんだそうです。

いやあ、国立科学博物館、よかったなあ。地球、自然、生命、物理、化学、時間、技術、歴史……身の回りのあらゆるモノへのわき上がる興味、忘れかけていた「科学するココロ」をよみがえらせてくれます。人類の歴史は科学の発達の歴史でもあります。しかし、人類が誕生するずっと以前、それこそ宇宙が誕生したその瞬間から科学はそこに存在しつづけているのです。「信仰心」にも似た、科学への飽くなき探求心と謙虚さ、この2つが人類を発展させ、そしてこれからも発展させ続ける原動力である! と感じてます。すいません。興奮しすぎました(笑)。

3月19日~7月3日まで「恐竜博2005」が開催されるそうです。目玉はティラノサウルス「スー」の展示。最新の研究結果を交えながら、恐竜から鳥へ進化の謎に迫ります。