禁煙すると体重が増える理由

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「禁煙すると太る」とよく言われます。確かに、社員と話をしていても、禁煙に成功したひとの多くで体重が増加しているようです。禁煙すると体重が増える、それは一体なぜでしょうか。
 
その理由は3つあります。

・ニコチンを分解するときに消費していたエネルギーの分だけ、禁煙すると余ってしまうこと
・味覚が改善してご飯がおいしくなり、食欲が出てくること
・口さみしいからとついつい甘いものを食べてしまうこと

こうして消費カロリーと摂取カロリーのバランスがプラスに傾き、禁煙して1年間のうちに平均で約3kg体重が増加することがわかっています。ただし、必ずしも全員の体重が増えるわけではありませんし、たとえ4~5kg増えたとしても「太ったから体に悪い」ということはなく、禁煙による健康効果の方がずっと大きいのです。

そこで、禁煙がうまく軌道に乗ってきたら、次のステップとして体重の管理にも取り組むことをおすすめします。ポイントは口さみしさを上手に解消すること。甘いお菓子の代わりに水やお茶を飲んだり、歯磨きガムや干し昆布など糖分の比較的少ないものを口にしたり、歯をみがいたりするなど工夫しましょう。

以前の記事でも書きましたが、毎日体重をはかってグラフに記録すると、無意識のうちに体重に対する抑制力がはたらき、体重の増加を防ぐ効果が大いに期待できます。1年間で3kg程度の体重をコントロールすることは、禁煙よりずっと簡単です。

(参考: 「禁煙セルフヘルプガイド」健康・体力づくり事業財団)

(この記事は、私が専属産業医として勤務している会社で、全社員に向けて毎週配信しているメールマガジンの内容を、ウェブ用に書き直したものです。)