映画「Mr.インクレディブル」

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昨日、映画「Mr.インクレディブル」を観てきました。スーパーマンやスパイダーマン、X-MENを例に挙げるまでもなく、アメリカではスーパーパワーを持ったスーパーヒーローたちが数多く実在し、正義のために活動を続けています。

しかし、彼らのヒーロー活動に巻き込まれて被害を受けたという市民たちが、相次いでヒーローを訴える裁判を起こすようになりました。残念なことにヒーロー側は次々と敗訴し、ついにアメリカ合衆国は一切のヒーロー活動を禁止。以降、彼らは一般市民にまぎれ、なるべく普通の生活を送ることを強いられたのです。

と、そういう前置きは予告編を観れば一発で理解できますね。はい、この映画はスーパーパワーを持ったお父さん (かつてのスーパーヒーロー) と、スーパーパワーを持ったお母さん (かつてのスーパーヒロイン) と、スーパーパワーを持った子供たち (普通の学校に通っている) が、力を合わせて大活躍する映画なのです。

フルCGのアニメーション映画も、すさまじい技術の進歩のおかげで、「これはCGの映画だ」と意識することは一度もありませんでした。それそれのキャラクターとその特殊能力がとても魅力的に、ユーモラスに描かれています。脚本と演出もよくツボを心得ていて、ハラハラさせたり、ホロリとさせたり、クスクス笑わせたり、最初から最後まで十分に楽しめました。なんといってもお母さんの奮闘ぶりや、能力に開花した子供たちの見せる輝いた顔、そして、自分の両親の本当の強さを目の当たりにしたときの驚いたような、誇らしげな顔が印象に残っています。

この映画、僕の中では「スパイダーマン2」と並ぶ名作となりました。それから、予告編で流れていた「カンフーハッスル」が、これまたおバカ炸裂の愉快痛快映画っぽいので、とても楽しみです。