あなたの足元は大丈夫?

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ある会社の調べでは、労災の1~3割が転倒による負傷で、くつに原因のある事例が多かった。高いヒールのくつや雨の日に滑りやすいくつは要注意。また、ケガをしたときは直ちに上司を通じて関係部署に連絡し、早めに病院を受診しよう。

■あなたの足元は大丈夫ですか?

きのうの会社帰りのこと。女性が駅から出てきたところ、排水路の2cmくらいの隙間にハイヒールが挟まってしまい、靴は脱げるわ、はだしで2~3歩よろめいて転びそうになるわ、おまけにハイヒールはなかなか抜けないわと、ちょっと大変なことになっている場面に出くわしました。

マンガのような状況に吹き出しそうになったのですが、もし転んでケガでもしていたら立派な通勤災害です。ちょっとしたところに危険が潜んでいるのだなあと、自分がハイヒールを履いていない幸運に感謝したのでした。

当社の労災の状況を調べてみたところ、都市圏では、転んだりつまずいたりといった事例が数割を占めていたそうです。女性ではヒールが高い靴、男性でも雨の日にすべりやすい靴は特に危険です。通勤時と移動時の安全について、文字通り「足元から見直す」ことが必要なのかもしれませんね。

■ケガをしたら速やかに上司に報告を

業務上や通勤途中のケガは「労災」として扱われ、治療費や休んだ間の賃金の補償などを受けることができます。「災害ゼロ」を目標にいろんな会社が災害防止に取り組んでいますが、実際はすべったり、転んだり、クルマをぶつけられたり、手が挟まったり、毎月いろいろな災害が発生しています。

社内のルールによると、災害が発生したとき、ケガをした社員は(その程度にかかわらず)当日中に直属上司にそのことを報告し、そして上司は健康管理室の○○さん(専任衛生管理者)に連絡し、労災の手続きについて確認することになっています。……まあ、これもイントラネットに昨年掲載された「労災について」という記事の受け売りなんですけどね。

その記事の最後には「軽傷のようでも早めに病院を受診して下さい。打撲のようで実は骨折だったという事例もあります」と書かれています。実は、今年に入ってから、それと非常によく似た事例が発生しており、病院の受診も労災の申請も遅れたということがありました。イントラネットに情報を掲載しても、本当に必要なときに活用されるとは限らないのだなあと感じました。

皆さん、ケガにはどうかくれぐれも気をつけて。もしもケガをしてしまったら、ただちに上司を通じて健康推進室まで連絡するようにお願いします。また早めに病院を受診するようにして下さい。

この記事は、私が専属産業医をしている企業内で配信しているメールマガジンの内容を、ウェブ用に書き直したものです。