職場のうつに関する10の誤解と偏見(前編)

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 うつ病に関する誤解や偏見はまだまだ多く、適切な対応が行われていないケースも見られます。職場のうつに関する代表的な誤解と、それに対する正しい知識を紹介していきます。

誤解1:自分はうつ病になどならない

 うつ病は身近な病気で、15人に1人がかかると言われています。しかし「自分は大丈夫」という過信や、知識不足、誤解や偏見などがあるためか、うつ病になっても病院を受診する人は3人に1人しかいないと言われています。

誤解2:うつ病はなまけ病・さぼり病だ

 うつ病の背景にはさまざまな要因が複雑に絡み合っています。体の病気などの影響でうつ病になることもあり、「なまけ」や「さぼり」といった単純な決めつけはできません。

誤解3:うつ病になっても自分で対処できる

 うつ病になると、心や体のさまざまな症状が現れます。そうした徴候に気づいて、内科、脳外科、整形外科などあちこちを受診する方や、病院に行かずに自分で治そうとする方もいますが、精神科での適切な治療が必要です。

誤解4:精神科にかかると薬づけになる

 精神科の治療や薬に対する恐怖感や抵抗感は今も強く、薬に頼らずカウンセリングだけで治したいという方や、症状が改善したらすぐにでも薬をやめたいと考える方がいますが、そうした考え方は症状の悪化や再発を招く原因となります。

誤解5:職場に知られると大変なことになる

 精神科へ通っていることや、精神科の薬を飲んでいることを職場に知られると、大変なことになると恐れている方もいます。しかし実際には、うつ病にかかった人がきちんと職場復帰できる仕組みの整備が進んでおり、社内の誤解や偏見を解消するための取り組みも行われています。

まとめ:「いつもと違う」ときは早めに専門家に相談を

 うつ病に関するこのような誤解や偏見は、適切な対応を遅らせ、症状を悪化させたり長引かせたりする原因になります。いつもと違う自分の様子に気づいたら、無理にがんばろうとせず、専門の医師に早めに相談しましょう。

 また、職場での対応や職場復帰支援の仕組みについては、こちらのまとめ記事を参考にして下さい。(後編はこちら