休んでいる間の過ごし方・接し方

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 うつ病で会社を休むことになった場合、体調が回復するまで3ヶ月以上の自宅療養が必要となります。体調には波がありますが、良くなったり悪くなったりを繰り返しながら、少しずつ回復していきます。

本人へのアドバイス

 体調には波がありますが、以下の図にあるように、時間をかけてだんだん良くなっていきます(クリックで画像拡大PDF版ダウンロード)。

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 回復をあせって、いろいろと努力しすぎるのは逆効果です。何をして過ごせばよいか、主治医や産業医によく相談し、無理のないアドバイスをもらいましょう。また、月に1度は会社の産業医や保健師と面談し、現在の体調や日常の過ごし方、主治医とのやりとりなどについて話をしましょう。

産業保健スタッフへのアドバイス

 うつ病の回復には時間がかかり、以下の表にあるように、少しずつ段階を経て回復していきます(クリックで画像拡大PDF版ダウンロード)。

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 月に1度は本人と面談して、症状や日常の過ごし方、主治医からのコメントなどをよく聴き取り、どのくらい回復しているのか確認しましょう。本人を通じて主治医と連携することも大切です。

 また、面接の内容は、本人の様子、所見、産業保健スタッフとしての見立てなども含めて記録しておきます。さらに、現在の状況や今後の見通しについて、プライバシーに配慮しながら人事担当者と共有し、対応について相談しておきましょう。

人事担当者・上司へのアドバイス

 うつ病は治療が必要な病気であること、回復には時間がかかることを理解しましょう。現在の回復の状況や、当面の対応、今後の見通しなど、産業保健スタッフとよく相談しておきましょう。

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