こころが軽くなる考え方にチャレンジしよう

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会社では、毎日のように、ちょっとした失敗があるものです。書類にミスがあった、会議でうまく発言できなかった、上司にうまく報告できなかった、そんな時、どうしていますか?

山田さんは入社3年目の若手社員です。まじめな好青年ですが、ささいなことですぐに落ち込んでしまうくせがあります。ある日、顧客に提出する書類を、上司にチェックしてもらっていた時のことです。

山田さん:「……どうでしょうか」
課長:「よく出来てるね。でも、この表のデータが間違っているよ」
山田さん:「す、すみません。すぐにやり直します」

上司にミスを指摘された山田さん。何とか平静をよそおって席に戻ったものの、本当は大ショックです。「今回はがんばったのになあ。いつも失敗するんだよなあ」「ダメなヤツだと思われたろうなあ」「どうせ僕なんか……」と、すっかり落ち込んでしまいました。

●こころが重くなる考え方

仕事で何か失敗した時や、うまくいかなかった時、こんなふうに考えてしまうことはありませんか。

「失敗したのは、すべて自分のせいだ」
「こんな自分は周囲からの信頼を無くしてしまうだろう」
「次も失敗するし、このつらい気持ちはずっと続くだろう」

こうした考え方は、いずれも「こころが重くなる考え方」です。いつもこのように考えていると、ストレスはどんどん大きくなってしまいます。

●こころが軽くなる考え方

私たちの気持ちは、状況そのものよりも、状況をどのように考えるか(認知)によって大きな影響を受けます。気分が落ち込んだ時はちょっと立ち止まって、問題を見つめなおしてみましょう。

「失敗の原因は自分だけか。状況やタイミングも悪かったのではないか」
「信頼を失ったというが、それは確かか。決めつけてはいないか」
「本当にいつもダメだったのか。次はうまくいくのではないか」

悲観的に決めつけるのをやめて、このような視点から状況を考えなおしてみると、少しこころが軽くなっていくのがわかるでしょう。

もちろん、悲観的な考え方がすべて悪いわけではありません。大事なことは、楽観的な考え方と悲観的な考え方を、場面に応じてバランス良く使い分けられることです。

参考:
『自分でできるストレス・マネジメント 活力を引き出す6つのレッスン』(培風館)
『心が晴れるノート(うつと不安の認知療法自習帳)』(創元社)